北山杉は日本の伝統的な茶室等の日本家屋に使用する床柱等の建築材料として古都京都で600年前に生まれたと言われています。日本家屋の床の間や茶室には欠かせない木なのです。北山丸太は京都の「伝統工芸」に指定されており、
その芸術性と美しさは人々の心を魅了しています。
長い年月をかけて育った木には、美しい年輪が多く刻まれていきます。
この年輪は、その木が生きた証です。

京都市右京区京北「ワモック」の職人と連携し、伐採から木材の加工まで一貫して行なっています。地域の長い歴史と共に歩んだ知識と、
確かな技術で製品が出来上がります。

独自の多層構造ウッドコーン採用により、ウッドコーン独特の艶やかな音色を再現します。多層構造にすることにより、高剛性と、※内部損失を両立させており、
広域まで素直な特性を実現しました。

また、フルレンジスピーカーでは貴重なゴムエッジを採用。
小口径ながら豊かな低域を再生します。

※内部損失…その材料がどれくらい振動を吸収しやすいかを表す指標。 内部損失が高い素材は一度振動した後、変な共振をせずに直ぐに振動が収まる特性がある。

北山杉の丸太を筒状にくり抜いて加工しており、背割りが無いことが特徴です。（背割り…乾燥収縮して木が割れるのを軽減する為、見えない部分に、木の中心部まで達する切れ目を入れておくことです。 ）

この背割り加工を行わない事で、太鼓のような力強い低音や笛のように伸びのある高音も流せます。ギターやバイオリンのような木材を通した音色を奏でる、
楽器のようなスピーカーが誕生致しました。
※意匠登録済です。